J-IDEO (ジェイ・イデオ) Vol.7 No.6

岩田健太郎（編集）倉井華子（編集）黒田浩一（編集）坂木晴世（編集）山田和範（編集）山本剛（編集）

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出版社: 中外医学社(2023-11-13)

単行本（ソフトカバー）: 160 ページ / 25.7 x 18.2 x 1.0 cm

ISBN-10: 4498920422 ISBN-13: 9784498920422

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紹介

今号のSpecial Topicは「バンコマイシン耐性腸球菌（VRE）を理解する」近年，バンコマイシン耐性腸球菌（vancomycin-resistant enterococci : VRE）によるアウトブレイクが各地で散見されており，医療機関はたびたび苦慮しながらの対応となっています．今号では，VRE感染症をテーマとして包括的にご解説いただきました．ぜひ理解を深めていただければと考えます．また，忽那賢志先生による「日本全国感染症ケースカンファレンス道場破りシーズン2」が新連載として登場いたします．

November 2023 Vol.7　No.6 Special Topic バンコマイシン耐性腸球菌（VRE）を理解する大野智裕，山岸拓也［新連載］日本全国感染症ケースカンファレンス道場破りシーズン2 1　忽那賢志忽那，再び旅に出る vs松尾裕央（大阪大学医学部附属病院感染制御部/感染症内科）突破口感染症診療の「難問」に答えはあるか 21　岩田健太郎 J–OSLERに科学はあるか人間だって動物だ！動物から学ぶ人の医療 11　倉井華子，田向健一家畜用抗菌薬教えて感染症の病理 41　砂川恵伸疾患編日本で最も多い急性肝不全の原因はB型肝炎ウイルスである感染エクスリブリス 10　河村一郎感染症と錦絵 This wormy world〜ようこそ！寄生虫の世界へ〜 41　中村（内山）ふくみ脳から回虫渡航医学B級情報局 36　勝田吉彰今月のカビ 38　亀井克彦サプリで飲んだ菌は感染しないの？　―プロバイオティクスと菌血症の関係― 肺炎診療の最先端 27　城下彰宏大気汚染物質と肺炎の関係性　2 めざせレベルアップ！輸入感染症冒険の書 5　石金正裕輸入感染症ラスボスである熱帯熱マラリアを診断しよう！抗菌薬選択チェックメイトへの道 30　山田和範 Queen’s Gambit 微生物検査危機一髪！ 40　山本　剛菌量について考えるあの手この手のASP 15　枦　秀樹糖尿病関連足感染症に対する抗菌薬投与 Youは何しに検査室へ？ 3　北川浩樹出逢いを求めて子どもと大人の感染症 40　齋藤昭彦下水サーベイランスによる感染症予測の可能性呼吸器感染症よもやま話 41　倉原　優あなどるなかれアミノグリコシドの難聴はじめて物語 6　中島由紀子ウエストナイル熱マイナスから始める性感染症診療 16　谷崎隆太郎マジで謎だぜ，性器ヘルペス　2 JOIS presents知っておきたいがん+感染症 15　安藤尚克 HPV関連がんについて―肛門管がんを中心に駆け出し感染症内科医のClinical Questions―調べたことは共有して，みんなで賢くなろう― 18　黒田浩一　倉澤勘太　長谷川耕平　早野聡史　坂口拓夢・固形臓器移植レシピエントのCOVID–19に対してnirmatrelvir/ritonavirは使用可能か？・梅毒の第一選択薬（benzathine penicillin G）が使用できない場合の，他の治療選択肢とその治療成績は？・フルオロキノロンによるアキレス腱炎の既往のある患者に, フルオロキノロンの再投与は可能か？・低プロトロンビン血症を生じやすい抗菌薬とリスク因子は？・A群β溶血性レンサ球菌感染の急性期に急性心筋炎は起こるのか？一から見直す感染対策 11　坂木晴世末梢ライン交換のタイミングは定期交換？イベント交換？小児感染症ニュース 16　日馬由貴 P値と脱構築今日も明日もAMR対策 36　具　芳明薬剤耐性（AMR）対策アクションプラン2023—2027を読む　3 基礎から臨床につなぐ薬剤耐性菌のハナシ 41　西村　翔 Acinetobacter属の臨床像と耐性機構　4 抗菌薬アナザーストーリーズ 41　山口佳津騎アルベカシンに「ありがとう」非“専門家”のためのHIV感染症との関わり方 41　塚田訓久専門医療機関に送るまでちょっとだけ余計にがんばる病院の感染対策 28　崎浜智子 CAUTI予防第4回　エビデンス実践の国際調査論文より意外と知らない肝臓のキモ 41　松尾裕央緊急企画！　急性HCV感染症　その3 統計学のABC 29　吉村健一（続）リスクの指標〜リスク比，オッズ比，ハザード比 J—IDEO Journal club 41　ALL茨城次号予告 Vol.8　No.1 2024年1月刊行 Special Topic 「Long—COVID（仮）」森岡慎一郎　国立国際医療研究センター国際感染症センター COVID—19の発生から4年以上の月日が経ちました．研究がすすみ，感染対策が刻一刻と変化していくなか，罹患後症状，すなわちLong—COVIDもつねに注目を集めてきました．いまだ明らかになっていないことも多く，国内外で研究調査が続けられている状況です．次号では，蓄積されてきた知見をもとに，Long—COVIDの現状について国立国際医療研究センターの森岡先生にくわしくご解説いただきます．

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