紹介
日本のビジネス現場ではもはやダイバーシティは不可避。国籍、文化、価値観などの異なる上司、同僚、部下と働くことが珍しくなくなっている現在、どのようなリーダーシップが求められチームビルディングができるのだろうか。コンフリクト(意見の対立)にはどうした対応が必要か。本書はそのためのマインドセットとメソッドを、ビジネス事例を適宜紹介しながらわかりやすく伝えるものである。 大企業でも中小企業でも、ほとんどの仕事はチームで行われる。 そして多様なメンバーが集まったチームは、その創造的な解決策を生み出す力によって、メンバーを驚かせることができる。 では、チームリーダーやチームメンバーとして、多様性のあるチームがこの多様性と集合知を効果的に活用し、チームとそのステークホルダー双方にとってより良い結果をもたらすには、どのようにサポートすればよいのだろうか。 本書は、チームの多様性と集合知を活用し、チームの結束、コミュニケーション、コンフリクトの克服を支援するためのツールやスキルを提供する。
目次
序章 思考の多様性、集合知、対話の発展を活用するためのツール
第Ⅰ部 ダイバーシティ環境でのリーダーシップとチームビルディング法
第1章 チームのリーダーとメンバーが目標、タスク、役割、チームプロセスを明確にする際の役割
第2章 チームがスムーズにスタートするために心理的安全性をつくる
第3章 発言機会の平等性の促進
第4章 チームメンバーが価値観を述べるのをサポートする
第5章 フィードバックの与え方と受け取り方を改善してチームメンバーを成長させる
第6章 チーム内のパワーと多様性に配慮する
第7章 チームの合意事項の更新
第Ⅱ部 激しいコンフリクトを和らげ解決に導くための方法
第8章 チーム内の思考の多様性とコンフリクトに対処する①
第9章 チーム内の思考の多様性とコンフリクトに対処する②
第10章 チーム内の思考の多様性とコンフリクトに対処する③