目次
メロドラマとパフォーマンス ——序にかえて
I ユージン・オニールとメロドラマ
第1章 オニールのメロドラマティズム
第2章 オニールのシアトリカリスム
——三つの「ページェント劇」における劇空間とセノグラフィ
II メロドラマからパフォーマンスへ(1)——戦後アメリカ演劇の展開
第1章 『セールスマンの死』の「物語」——その「社会劇」的過程
第2章 ヴェトナム戦争とアメリカ演劇(1)
——ディヴィッド・レイブの戯曲,あるいは怒れるヴェトナム帰還兵の醒めた目
第3章 ヴェトナム戦争とアメリカ演劇(2)
—— 演劇の「広がり」から「深さ」へ
III メロドラマからパフォーマンスへ(2)——ポスト・ヴェトナム世代の演劇
第1章 リー・ブルーアの『メッカ参拝』をめぐって
第2章 サム・シェパードの時代——自己拡散・自己表示から指示表出へ
第3章 <キャンプ>の政治学 ——『エンジェルズ・イン・アメリカ』の90年代
IV 世界演劇の地平とアメリカ——ミュラー/ウィルソン/バウシュ
第1章 バウハウスとアメリカ/前衛の「夢」とパフォーマンス——ヴァーグナー,シュレンマーからウィルソンへ
第2章 テクスト・歴史の復讐——ハイナー・ミュラーとロバート・ウィルソン
第3章 ピナ・バウシュの日本/日本のピナ・バウシュ
V メディア,身体,アクティヴィズム——パフォーマンス・アートとは何か?
第1章 パフォーマンス・アートとは何か?
第2章 フェミニスト・パフォーマンスの系譜学
第3章 60年代演劇革命から1980年の「境界」へ
第4章 言葉への回帰と新たなアクティヴィズムへ