目次
序 章 縮退時代のインフラ整備と地域生活文化
0-1 〈ムラナカ〉とは何か
0-2 地域生活文化に寄り添うインフラ整備
0-3 縮退時代の計画論のアプローチ
0-4 対象地の特性と地域課題
0-5 用語と時代区分
0-6 本書の構成
第1章 地域特性をいかした公共デザイン
1-1 景観まちづくりから公共デザインへ
1-2 現場にみる「領域の感性」
1-3 地域の社会・空間特性の読み取り――〈ムラナカ〉への着目
1-4 社会・空間特性を探る研究アプローチ
1-5 本書のねらい
第2章 近世の村落共同体と集落空間の形成
2-1 厳しい自然環境と災害
2-2 近世3か村の生業と生活
2-3 近世3か村の村落共同体の特徴
2-4 集落空間の形成と発展
2-5 集落中心部の意味の成立
第3章 観光開発の幕開け――明治から戦前までの変化
3-1 明治以降の諸計画
3-2 富士岳麓開発計画
3-3 村落共同体の暮らしの変化と継承
3-4 集落空間への諸計画の影響
3-5 集落中心部の意味の継承
第4章 変貌する生活と地域――戦後から高度経済成長期までの変化
4-1 戦後のインフラ整備と観光開発の展開
4-2 村落共同体の生業と生活の変貌
4-3 集落空間の近代化と開発
4-4 集落中心部の意味の喪失
第5章 〈ムラナカ〉の意味の変化と可視化
5-1 村落共同体と集落空間の関係の変化
5-2 〈ムラナカ〉の抽出と可視化
5-3 〈ムラナカ〉の特性を計画論にいかすには
第6章 〈ムラナカ〉の公共デザインの実践
6-1 山中湖村の公共デザイン
6-2 〈ムラナカ〉をデザインする
6-3 〈ムラナカ〉の公共デザインが生んだもの
6-4 「領域の感性」を継承する公共デザイン
あとがき