目次
はじめに(恒吉僚子)
第1章 課題先進国,国際化後進国――日本の教育が歩むべき道(恒吉僚子)
コラム1 移民の子どもの定量的研究の現状と課題――日米比較から(木原 盾)
第I部 周辺から見た日本の教育――どのように多様性と向きあうか
第2章 不可視化される移民の子どもたちの複合的困難――グローバル化する日本社会に求められること(額賀美紗子)
コラム2 在日ブラジル学校に通う生徒たちの日本での進学における課題(ヨシイ オリバレス ラファエラ)
第3章 移民児童生徒に対する教員のまなざし――多文化社会における社会化を問う(高橋史子)
コラム3 多文化化する在日韓国系学校,多様化する生徒の歴史認識(李 璱妃)
第4章 「日本的グローバル人材」の形成――就職活動を通じた留学生人材の日本への同質化(譚 君怡)
第II部 多文化社会と教育――どのように多様性を包摂するか
第5章 高等専修学校におけるインクルーシブ教育(伊藤秀樹)
コラム4 帰国生大学入試における課題――救済策から能力主義的・競争的選抜への移行(井田頼子)
第6章 ひきこもり当事者を対象とした居場所支援(御旅屋 達)
コラム5 日本の多文化保育(長江侑紀)
第7章 アメリカのNPOによる中国系移民生徒の教育支援――ストレングス・アプローチから(徳永智子)
コラム6 カナダにおける反人種主義の取り組みと課題(住野満稲子)
第III部 グローバル化の中の日本の教育――どのように国際化・多文化化できるのか
第8章 国際的に見た日本の教育の強さと弱さ(恒吉僚子)
コラム7 「学びのシステム」としてのレッスン・スタディと授業研究(草彅佳奈子)
第9章 国際的に見た日本の保育――輸出入をめぐる現状(大滝世津子)
コラム8 国際交流活動から見える日本の英語教育の課題(越智 豊)
コラム9 教師の学びを支える――日米相互理解(キャサリン ヒグビー イシダ)
第10章 国際学力調査から見た日本人生徒の自己肯定感(森いづみ)
コラム10 コンピテンシーと国旗掲揚式――教育モデルの複層性について(岩渕和祥)
第11章 中国の21世紀型教育改革からの示唆(代 玉)
終 章 日本の教育の国際化と多文化化に向けて(額賀美紗子・恒吉僚子)
あとがき(額賀美紗子)
The Japanese Educational Challenge in a New Global Era:
Multicultural Society from a Comparative Education Worldview
Ryoko TSUNEYOSHI and Misako NUKAGA, Editors