目次
推薦のことば(中島正弘)
推薦のことば(和泉洋人)
監修のことば(辻 哲夫)
はじめに(田城孝雄・内田 要)
第I部 先進事例にまなぶ
第1章 い・しょく・じゅうで支えるまちづくり:柏プロジェクトからの報告(辻 哲夫・飯島勝矢)
1 はじめに
2 ケア思想の変遷と地域包括ケア
3 在宅医療の重要性
4 柏プロジェクト
5 おわりに
第2章 路面電車によるコンパクトシティ:富山市の高齢化対策(森 雅志)
1 都市の課題
2 公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり
3 富山港線の路面電車化(日本初の本格的LRT)
4 LRTネットワークの展開
5 持続可能な都市経営をめざして
6 まちの総合力を高めるには
第3章 いつまでも自分らしく過ごせるまちづくり:横浜市青葉区の地域包括ケアシステム事例と考察(大石佳能子)
1 はじめに
2 横浜市青葉区の取り組み
3 ファクトの共有
4 ベストプラクティスの共有
5 課題の解決
6 今後の課題
7 「在宅医療・介護連携推進事業の通信簿」
第4章 中山間の小さな拠点:高知県の集落活動センター(中村 剛・樋口裕也)
1 はじめに
2 高知県の中山間地域の現状
3 高知県の中山間対策
4 集落活動センター
5 持続可能な中山間地域の実現に向けて
第5章 病院の再編・統合と地域づくり:山形県における取り組み(村上正泰)
1 はじめに
2 山形県における病院の再編・統合
3 日本海総合病院における機能集約の効果と地域へのメリット
4 病院の再編・統合の課題と限界:「ダウンサイジング」と「地域包括ケアシステム」
5 おわりに
第6章 地域での調剤情報共有とデータ二次利用:長崎県五島市の取り組み(山口典枝)
1 費用対効果の高いシステムの構築
2 取り組みの成果と課題
3 データ利活用の推進
事例紹介:地域医療介護連携のための「在宅クラウド浦安方式」
第II部 持続可能な地域づくり
第7章 持続可能な地域経済の実現:岡山県真庭市の木質バイオマス利活用(中村聡志)
1 はじめに
2 地域経済の構造
3 地域での産業創出の事例:岡山県真庭市の木質バイオマス利活用
4 おわりに
第8章 持続可能な地域を支える医療・介護(田城孝雄)
1 住む・暮らす
2 人口減少社会に入った日本
3 総合計画としての地域包括ケアシステム 医食住モデル
4 地域・コミュニティづくり
5 持続可能性の追求
第9章 公共交通を守り,育てる(加藤博和)
1 地域を守るために公共交通をつくる
2 公共交通は網になることで地域をしっかりと支える
3 公共交通再生は地域再生に不可欠な要素
4 時流に乗り遅れた公共交通システムの革新が急務
5 地域における「一所懸命」の体制がよりよい公共交通を生み出す
6 公共交通は地域再生の先頭を走り続ける
第10章 地域に根差した新たな住宅政策の展開:住宅地と空き家の未来と近居(吉田友彦)
1 はじめに
2 問題の所在
3 空き家の地理的分布と発生要因
4 戸建て住宅地における近居促進
5 まとめ:親子近居支援制度への提言
第11章 実践コミュニティの形成:宮崎文化本舗のネットワークと熊本宮原の子ども記者クラブ(根岸裕孝)
1 はじめに
2 地域における「学習」と実践コミュニティ
3 文化とネットワークによる地域再生:宮崎文化本舗
4 熊本県旧宮原町における人材育成事業と学びの地域づくり
5 おわりに:地域における実践コミュニティの取り組みと地方創生の可能性
座談会 人々の暮らしを地域で守る(内田 要・加藤博和・田城孝雄・辻 哲夫)
付録 地域活性化,地域再生,地方創生,持続可能社会への潮流(田城孝雄)
[執筆者一覧]
辻 哲夫(東京大学高齢社会総合研究機構特任教授)
田城孝雄(放送大学大学院文化科学研究科教授)
内田 要(元内閣官房地域活性化統合事務局長・不動産協会副理事長専務理事)
飯島勝矢(東京大学高齢社会総合研究機構教授)
森 雅志(富山市長)
大石佳能子(株式会社メディヴァ代表取締役)
中村 剛(高知県中山間振興・交通部副部長)
樋口裕也(高知県中山間振興・交通部中山間地域対策課チーフ)
村上正泰(山形大学大学院医学系研究科教授)
山口典枝(メディカルアイ株式会社代表取締役)
中村聡志(政策研究大学院大学教授)
加藤博和(名古屋大学大学院環境学研究科教授)
吉田友彦(立命館大学政策科学部教授)
根岸裕孝(宮崎大学地域資源創成学部准教授)
Community Development and the‘Integrated Community Care System’: Toward Sustainable Regional Cohesive Societies
Tetsuo TSUJI, Supervisor
Takao TASHIRO and Kaname UCHIDA, Editors