権利対立の法と経済学―所有権・貸借権・抵当権の効率性

瀬下博之（著）山崎福寿（著）

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出版社: 東京大学出版会(2007-06-16)

単行本: 385 ページ

ISBN-10: 4130460943 ISBN-13: 9784130460941

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紹介

マンション建て替えや都市再開発においては，土地や住宅の所有権，賃借権，抵当権をめぐって複雑な権利対立が発生する．それらを解きほぐすため民法や借地借家法の考え方を適用すると，問題が生じることも多い．経済学の視点から現行法の規定・解釈を検証し，より効率的な解決策を示す．

第I部：不動産の基本的な権利を考察する第１章　所有権第２章　賃借権第３章　抵当権第II部：権利間の対立を解きほぐす第４章　賃借権の物権化と住宅供給抑制効果——所有権と賃借権の対立（１）第５章　定期借地・借家契約の最適性——所有権と賃借権の対立（２）第６章　短期賃借権と資金貸出市場——賃借権と抵当権の対立（１）第７章　定期借地・借家権と抵当権行使——賃借権と抵当権の対立（２）第８章　マンション開発と住環境：プット・オプションの活用——所有権者間の対立（１）第９章　市街地再開発の新手法——所有権者間の対立（２）第10章　区部所有権とマンション建て替え——所有権者間の対立（３）第III部：債権者と債務者の関係を考える第11章　優先権侵害と銀行行動——「貸し渋り」と「追い貸し」第12章　民事再生法の経済分析——破綻処理法制における抵当権の処遇第13章　優先権侵害と銀行貸出の実証分析

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