目次
序 論
第1章 取得されるべき客体としての領域主権——様式論
第1節 様式論の特徴——ローターパクトの議論を手がかりとして
第2節 原始取得の法理——様式論の生成
第3節 「無主地」概念の発明——様式論の基盤と限界
第2章 行使することで取得される領域主権——「主権の表示」アプローチ
第1節 新しい領域法?——実務家の法、学者の法
第2節 「主権の表示」概念——パルマス島事件仲裁裁定
第3節 「主権の表示」の意義とその継承
第3章 「合意」に基づく領域主権——ウティ・ポシ ディーティス原則とeffectivites
第1節 領域法への挑戦——脱植民地化と新独立国家における領域権原
第2節 effectivites概念の沿革——ブルキナファソ=マリ事件パラダイム
第3節 国際裁判におけるeffectivites概念援用の意義
第四節 「植民地独立以降」における領域権原の基盤構造
結 語