中世荘園絵図の解釈学

黒田日出男（著）

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詳しい情報

出版社: 東京大学出版会(2000-07-01)

単行本: 423 ページ

ISBN-10: 4130201255 ISBN-13: 9784130201254

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紹介

中世の地域世界を知るうえで荘園絵図は比類のない貴重な「史料」である．本書では代表的絵図・差図を題材に，その作成時期，目的，機能を読み解いていく．著者の中世荘園絵図研究の方法＝絵画史料論の構築過程と達成を示す論集でもある．

序 I　荘園絵図の解釈学入門——「越後国奥山荘波月条絵図」　〔補論〕海からたどるか山からたどるか II　黒山の荘園——「紀伊国神野真国荘絵図」　〔補論〕地名のシンボリズム III　荘園絵図とボウ(片に旁)示——「神護寺所蔵『紀伊国カセ(木に峠のつくり)田荘絵図』」　〔補論〕荘園絵図の土地意識 IV　和与絵図——「越後国奥山庄与荒河保和与絵図」 V　竹生嶋神領菅浦の堺相論——「近江国菅浦与大浦下庄堺絵図」 VI　陸奥の村絵図と堺相論——「中尊寺領陸奥国骨寺村絵図」との〈対話〉 VII　領主の争いと郷の下地中分——「薩摩国日置北郷下地中分絵図」 VIII　絵図と現地景観のギャップ——「大徳寺領紀伊国高家荘絵図」 IX　中世農業と水論——「八条朱雀田地差図」・「桂川用水差図」

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