目次
序
第1章 動きのなかにある自己
1 運動学習の重要性
2 生きられた身体に備わる図式
3 運動学習の科学
4 二つの事例:シュナイダーとウォーターマン
5 運動学習において解明されるべきこと
6 運動学習が可能であることの意義
第2章 脱身体化される自己
1 身体の外に私がいる
2 ラバーハンド錯覚
3 全身錯覚
4 全身錯覚の意義
5 身体化された自己の拡張性
6 クリティカルな論点
第3章 「脳の中の身体」を超えて
1 脳の中の身体
2 幻肢を動かす
3 世界内存在としての幻肢
4 幻肢の「かたち」
5 身体と自己の構成
第4章 行為でつながる自己と他者
1 「身」という言葉
2 共鳴する身体
3 他者の心の問題
4 自己と他者のあいだ
5 「あいだ」で何が生じるのか
6 他者を理解するとは
第5章 身体に媒介される自己と他者
1 他者に知覚される経験
2 「主体としての身体」から「客体としての身体」へ
3 客体としての身体・自己と他者
4 他者の身体・他なる主体性
5 共感の裏側にある不安
6 二人称のメタパースペクティヴ
第6章 自己・他者・ナラティヴ
1 ミニマル・セルフを超えて
2 共同注意と発話
3 ふり遊びと想像力
4 反実仮想的思考
5 パラダイムとしての対話